鳥取のおひなさま

もうすぐ桃の節句。

鳥取では全国的にも有名な「流し雛」の伝統があり、ひなまつりは、とても身近な行事と言えるでしょう。
桟俵の流し雛

流し雛は、現在、鳥取市用瀬町の千代川で行われています。女の子は、桟俵(さんだわら)や折敷(おしき)に載せた小さなお雛様をそっと川に流し、健やかな成長を祈ります。



また、桃の節句に天神様を飾る風習もありました。手のひらサイズの豆天神から、大きいものになると、高さが50cmほどにもなり、それをさらに台座に乗せると、なかなかの壮観です。
ちいさな天神様です


現在、3階の キュービックギャラリーでは、鳥取の郷土玩具のお雛様や天神様がお客様をお迎えしています。



小さな張子や木工のお内裏様の愛らしさ…
りりしいお顔の天神様…
れんべい人形の少しとぼけた五人囃子…
横笛パート、カモン♪






豪華な七段飾りも素敵ですが、素朴なお人形たちも、じんわりと愛着がわき、心が和みます。

かくかくして、その名も「嘉久雛」


モダンな柄のお雛様
用瀬の流し雛がある4月12日(旧暦3月3日)まで展示しているので、ぜひご覧ください。