4月29日 光と影のおもちゃ体験

3D体験。画に奥行きが生まれる!
去年のリニューアルで誕生した2階の「光と影の不思議」コーナー。幻燈や万華鏡、日光写真など、文字通り「光」と「影」を利用したおもちゃ(光学玩具)を展示するほか、スクリーンや暗幕も取り付けられていて、真っ暗な空間で投影を楽しむこともできるんです。

さて、そのコーナーで 、ゴールデンウィークの1日を使い、いろいろな光学玩具や手影絵を体験するイベントを計4回開催しました。小さな部屋なので、各回とも定員10名というミニイベントです。

まずは、普段見ている風景や家族の顔が、 面白く変化する複眼レンズ「ドラゴンフライ」「ミラージュスコープ」を回し見した後、現在当たり前のようになっている3D映画の話から、立体視の説明も交え、「ヴューマスター」「3Dショットカム」を体験してもらいました。「ヴューマスター」は、アメリカ生まれの古いおもちゃですが、扱いやすいので、 小さな子どもたちにも恐竜の世界やアニメーション映画のシーンが3Dとして楽しめたと思います。

万華鏡を楽しんで…
次に、小宇宙旅行の気分で、いくつかの万華鏡を回し見しました。特に人気があったのは、マイケル・コリア(アメリカ)のオイル式万華鏡で、オイルの中をゆっくりたゆたうビーズやガラス片が織りなす模様には、大人の方も魅了されている様子、「飽きないですね~」との言葉が聞かれました。

つづいては、「ストロボアニメーション」というおもちゃを使って、アニメが生まれる瞬間を楽しみました。部屋を薄暗くして、円盤に絵柄をセットして回転、ストロボ照明を当てると…「あっ!」という声とともに、「ねこが走ってる!」「スピンしてる!」などなど、イラストがアニメになった様子を言い当ててくれました。


参加者総出演か(見る側に人は?)
最後に簡単な手影絵をスタッフが実演し、参加した子どもたちにも体験してもらいました。回によっては、参加者がスクリーンの内側に回って、それぞれの動物を実演しました。障子が普及した江戸時代前期に影絵も一般的になったことを紹介すると、男の子が「おじいちゃんちにはしょうじあるで~」と一言。影絵の伝統あやうし?これを機に、わらべ館で体験できる機会を増やしていこうと思いました。