9月1日(土)平和を願う 歌とピアノコンサート

9月1日土曜日、わらべ館のいべんとほーるで、「平和を願う 歌とピアノコンサート」を開催しました。
出演は、鳥取県大山町出身で、現在はニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライター、おかある星野らぶれ~すさんと、境港市在住のピアノ奏者永田勝彦さん。

コンサートで使用したピアノは、1945年8月6日、原爆の爆心地から約2キロの広島市内の民家で被爆したピアノです。現在は広島市の調律師矢川さんが保管されており、全国各地で被爆ピアノによるコンサートを開催されています。


「ヒロシマのピアノ」のモデルは
今回使用したピアノ






コンサートはまず、おかあるさんによる絵本「ヒロシマのピアノ」の朗読。







力強い音で鳴る被爆ピアノ


つづいて、被爆ピアノ伴奏によるサンバ風の「どんぐりころころ」、ジャズ風の「しゃぼん玉」を会場の方と一緒に歌いました。


 被爆ピアノの所有者、矢川ピアノ工房の矢川光則さんによるお話では、被爆ピアノを譲りうけた当時のことや、ニューヨークで被爆ピアノのコンサートを開いた時のことを話されました。休憩中は、多くの方が被爆ピアノに触れていました。ピアノは爆撃の傷跡が残ったままです。




「星の祈り火」はおかあるさんが作詞
作曲。平和への願いがこめられています
後半は、「星に願いを」「キラキラ星」「月の沙漠」「アメイジンググレイス」「故郷」を披露。最後は「星の祈り火」の弾き語り。
「今日のコンサートで、みなさんの心に平和の灯がともったことでしょう」と言われ、コンサートは幕を閉じました。

コンサートにはお子さんから、お年寄りまで約150名が来場され、「平和の音色を聴けてよかった」「おかあるさんの歌声に励まさました」という声が寄せられました。